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休む暇もなく

前回の日記に書いた「長い一日」を終えて、日曜日。本当にぐったりとして過ごした。

それまでの「長い一日」の一位は「大阪から名古屋まで自転車で帰ってきた」と言う日だ。
高校の頃の話で、大阪から名古屋までオール立ちコギをして、ママチャリのくせにわずか11時間で帰宅。という記録を打ち立てた。この日も相当長く感じた。この日一日で体重が3.5キロ減った。


日曜日は、起きている間は、ワンマンで使ったレコードの片付けに費やし、それ以外の時間は、金曜日からの寝不足も含めて、全てを回復させるべく眠った。

月曜日。無気力。ああーつかれたなあーと1時間おきに思った。

火曜日。引越しの日。かあちゃんが朝9時に手伝いに来た。僕の部屋を見るなり「引越しの気配がない。生活感ありすぎ」と怒った。レコードだけはダンボール に入っていたので、「ほれ、準備してあるだろ」と、そこを主張してみたが「レコード以外置いていくつもりか」と言われたが、他のところはすぐ終わる。辛い のはレコード周辺で、それが終わってるのだからもう余裕だ。

「11時~23時」でレンタカーを予約しておいたが、まだあと2時間もある。

PC周辺や、音楽機材、テレビ周辺などの配線をはずして、服をゴミ袋に詰め込んで大体終了。余裕余裕。なんて思っていたのだけど、引越しと言うものは「大体終わった」と思ったところからが本番のようです。
冷蔵庫の中身もまるっとある。トースターも汚い。いろんな家電がすべてそのままだったのだ。
これらをキレイにしてから運ばないと、運んでいる最中に「トースターの中のパンクズがPCの中へ」とか「PCにたまったホコリがトースターへ」のような、通常では起こりにくいゴミ間での交換留学が行われます。ある程度の掃除は必須のようです。

時間が足りないまま10時40分。「後は任せた!」と、かあちゃんを部屋に残して自転車でレンタカーを取りに行きました。そして11時10分。車を取って戻ってくるなり急いで積み込み。
狭い道路ですが、マンションの目の前に停車させて一気に積んでしまおうという考え。

20分でパンパンに積み終えて、一回目の移動。ワンボックスで、しかも座席なしの車種を借りたのに一回では積みきれなかった。

実家に着いて荷物を降ろす。一往復が終了した時点で13時。かなり順調。そしてまた名古屋へ。

次がかなり大変だった。細かい物(文房具とか食器とか)がいっぱい残ってたので、これらをまとめつつ積み込んだが、相当時間がかかった。路上駐車しているので、すべて急ピッチで行った。

ぐったりしつつ2回目終了。実家で荷物を降ろして、17時半。残念なことにまだ終わらなかった。さああと一回。

僕と母ちゃんは結構仲が良いのだけれど、最後の一往復は無言だった。


3往復目ですべてが終了し、実家にかあちゃんを置いて、僕だけ名古屋に戻り、レンタカーを返したのが23時ちょい前。意外と時間枠いっぱいまで頑張った。
飯は移動中にオニギリで済ませたので、休憩は一度もなし。

殺人猛暑が続くこの季節にこのスケジュールは本当に辛かったが、僕とかあちゃんの二人でなんとか乗り切った。すごく疲れた。Tシャツを2回着替えた。それほど汗をかいた。


そしてレンタカー返却後。僕は自転車に乗ったわけだが、この自転車はどうすればよいのだろう。僕はこの自転車にまたがってどこへ向かえばよいのだろう。

ここで普段なら「実家まで自転車で帰ればいっか」となるのだが、この疲れた状態で25キロもこげるわけがない。2往復目くらいで「自転車も運ぶべきだ」と気がつけばよかったが、そのときには自転車のことなどスッカリ忘れていた。


疲れすぎて思考も停止した僕は、ふらふらと実家方面へとこぎはじめた。

頭の中では「まだ汗がでる。と言うことは力石徹よりマシだ」とポジティヴに、そして体は向かってはいけない方角へ。ふらふらと。


呆然としたまま僕は自転車をこぎ続けた。「力石、力石」とつぶやきながら。ふらふらと。

そして1時間後、ついに心が折れた。いや、もともと最初から折れていた。


が、折れたタイミングが悪かった。24時過ぎている。終電を逃した。
自転車を降りて、10分ほどサドルを見つめた。無表情で。


そしてまた「力石、力石」言いながら、僕は自転車にまたがった。




帰宅後、風呂に入り、体重計に乗ってみたら3.5キロ減っていた。減量は成功した。

そして「よし、寝るか」と思って部屋に入ったとき。僕は今日が減量の日ではなく、引越しだったことを思い出した。部屋が大変なことになっている。
かあちゃんも疲れ果てていて、僕の部屋の掃除をする余裕なんてなかったのだ。


寝る場所を確保するため、さらに0.5キロの減量をすることになった。


こうして「人生で1番長かった日」から3日後、「人生で2番目に長かった日」の記憶が塗り替えられた。「大阪→名古屋」の思い出は高校の頃の話で、まだ体力があった時代だから、同じ「3.5キロ減った日」であっても重みが違う。




僕の人生は「酒で記憶をなくす」か「寝ている」の、どちらかが多いです。
それを取り戻すがごとく、時としてすごくアクティヴな時期がありますが、その中でもここ数日はとても強烈でした。

blog : bootbeat (2010年7月29日 13:06)

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